酪農乳業史デジタルアーカイブス

乳肉鑑識(弗氏)

1880年代(明治13-明治22) / 静岡県

概要

この書籍は翻訳書であり原書は英国人獣医学博士フレミング(弗烈民虞)の「獣医衛生警察」で、特に獣肉乳汁の部分を牧野学士が訳したものです。乳牛の育種改良に貢献し、さらに牛乳を販売した伊豆産馬会社(静岡県)が出版元です。当時の牧畜家の出版の意気込が感じられる書籍です。目次は、獣肉之部及び乳汁之部に分かれていて、後者は乳汁の検査の緊要、乳汁の形状、変性、成分、変状など詳細に説明しています。(乳汁=生乳)特に、小児の食物として、且つ身体の健康を保護し発育において牛乳の検査が必要であると力説しています。また多くの学説を引用しているので、当時のイギリスの乳学をみることができます。

タイトル 乳肉鑑識(弗氏)
著者 フレミング 牧野鉖太 抄訳
出版社 産馬会社
1887年(明治20年)
都道府県 静岡県
Jミルク保有 あり
アーカイブ項目 全頁
分類 技術・衛生・家畜

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