乳牛を以て、県下に名声を博せる早川牧場の早川智寛翁の業績の概略が説明されています。同牧場は宮城県刈田郡蔵王嶽の山麓にあり公表八百十五町の面積を有します。松方正義が馬を牧する傍ら、土地を開拓しましたが、うまくいかず、種田某に譲与されました。種田某は馬に代わり牛を以てし、西洋の牧法を参考に努めましたが、収支が成り立ちませんでした。早川智寛がその事業を引き継いだのは明治25年8月でした。希望の農民を招聘し毎戸に土地2町五反を貸し、公租以外は徴収せず、家屋器具は貸与しました。小学校も設け、子供の教育も実施。又、牛種も全て欧米諸国の最も優れた乳牛で搾乳を専用としました。
タイトル | 早川智寛翁略傳 |
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著者 | 早川万一編 |
史料所在地 | 宮城県図書館 |
年 | 1995年(大正7年) |
都道府県 | 宮城県 |
外部リンク | https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I036373484-00 |
分類 | 人物 |
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