ミルクでもっと健やか人生
世界随一の長寿国日本。2015年には国民の4人に1人が65歳以上になるといわれています。また、ここ数年、シニア世代(50代~)向けの雑誌が次々と創刊されたり、趣味や旅行などを積極的に楽しむ、いわゆる”アクティブシニア“が増えてきているなど、シニア世代が日本の元気をひっぱりあげているようです。
そこで今回は、より健やかに年を重ねるためのヒントをご紹介、元気で楽しいシニア時代をサポートします。
これが正解!元気なシニアの新・健康常識
Q1 コレステロールは低ければ低いほどよい 答えは×
コレステロール値は低すぎても高すぎてもダメ!
コレステロール=カラダに悪いというイメージをもっている方が多いようですが、コレステロールは、たんぱく質、リン脂質とともに細胞膜を構成する三大要素のひとつ。脂肪の消化を助けたり、脳や神経の働きにも影響するなど、カラダにとって大切な働きをしています。そのため、コレステロールが不足すると、細菌に侵されやすくなる、血管の働きが弱くなるなどカラダに悪影響があらわれ、さらには、がん、脳出血、脳梗塞、心筋梗塞などの発症率を高めてしまうのです。
コレステロール=カラダに悪いというイメージをもっている方が多いようですが、コレステロールは、たんぱく質、リン脂質とともに細胞膜を構成する三大要素のひとつ。脂肪の消化を助けたり、脳や神経の働きにも影響するなど、カラダにとって大切な働きをしています。そのため、コレステロールが不足すると、細菌に侵されやすくなる、血管の働きが弱くなるなどカラダに悪影響があらわれ、さらには、がん、脳出血、脳梗塞、心筋梗塞などの発症率を高めてしまうのです。
Q2 年齢とともに食事の量を減らした方がよい 答えは×
年を重ねても、従来の食事量を減らす必要なし!
人間が活動するのに必要なエネルギー量は、身長と活動量が基本となります。身長は、極端に減るということはありませんし、活動量も、特殊な例をのぞけば、さほど変化はありません。つまり、これまでの食事量を減らす必要はないのです。基礎代謝の低下を考慮して、エネルギーを少し減らすくらいならよいですが、あまり減らしすぎるとヘルシーどころか栄養失調の危険もあります。
人間が活動するのに必要なエネルギー量は、身長と活動量が基本となります。身長は、極端に減るということはありませんし、活動量も、特殊な例をのぞけば、さほど変化はありません。つまり、これまでの食事量を減らす必要はないのです。基礎代謝の低下を考慮して、エネルギーを少し減らすくらいならよいですが、あまり減らしすぎるとヘルシーどころか栄養失調の危険もあります。
Q3 高齢になったら肉よりも魚を食べた方がよい 答えは×
健康なカラダを目指すなら、肉もしっかり食べるべき!
肉の過剰摂取による害ばかりが強調されているためか、年を取ると肉をさけ、魚や菜食主義にはしる方が多いようですが、そのような食生活はおすすめできません。肉は、良質なたんぱく質源、安定した効率のよいエネルギー源となる大切な食品。毎日の食事をチェックし、肉をほとんど食べていないようであれば、一日に少なくとも50gくらいは食べましょう。また逆に、魚はダメで肉はよいということでもありません。肉と魚をバランスよく食べるのが、かしこい食べ方です。
肉の過剰摂取による害ばかりが強調されているためか、年を取ると肉をさけ、魚や菜食主義にはしる方が多いようですが、そのような食生活はおすすめできません。肉は、良質なたんぱく質源、安定した効率のよいエネルギー源となる大切な食品。毎日の食事をチェックし、肉をほとんど食べていないようであれば、一日に少なくとも50gくらいは食べましょう。また逆に、魚はダメで肉はよいということでもありません。肉と魚をバランスよく食べるのが、かしこい食べ方です。
Q4 ストレスは百害あって一利なし 答えは×
適度なストレスであれば、よい刺激に
ストレスは何らかの“緊張”によって引き起こされるものです。種類やレベルによっては、よい刺激となることも。例えば大勢の前で何かを発表する場合やスポーツの試合など、捉え方によってプラスに働くストレスがたくさんあります。適度なストレス、よいストレスは毎日にハリを与え、人を若々しくしてくれます。ストレスから逃げず、自分に合った対処法を見つけ、克服していくことが大事なのです。
ストレスは何らかの“緊張”によって引き起こされるものです。種類やレベルによっては、よい刺激となることも。例えば大勢の前で何かを発表する場合やスポーツの試合など、捉え方によってプラスに働くストレスがたくさんあります。適度なストレス、よいストレスは毎日にハリを与え、人を若々しくしてくれます。ストレスから逃げず、自分に合った対処法を見つけ、克服していくことが大事なのです。
ストレス学説を提唱した生理学者ハンス・セリエはこんな言葉を残しています。
「ストレスとは人生のスパイスである。スパイスの効いていない料理は味気ないし、また効きすぎても食べられない」。
「ストレスとは人生のスパイスである。スパイスの効いていない料理は味気ないし、また効きすぎても食べられない」。
もっとずっと元気でいるための「老化」対策ポイント
小金井市の70歳の人々を15年間追跡調査し、寿命とかかわる要因をまとめたところ、長生きの人に当てはまる条件は「栄養状態がよくて活動的であること」。つまりカラダもココロも元気であることこそが長生きの秘訣なのです。
参考文献:「元気に長生き元気に死のう」柴田博 著(保健同人社)
参考文献:「元気に長生き元気に死のう」柴田博 著(保健同人社)
栄養の量、バランスを考えた食生活を
年を重ねたら小食や粗食がいいという考えは勘違い。適度な食事量を考えながら、肉、魚、野菜、牛乳、卵、豆類、それにきのこ類や海藻類など、いろいろな食品をバランスよく食べましょう。
噛む力(そしゃく力)を保つ
噛むことは、カラダに十分な栄養を取り込むための第一歩。噛む力が低下すると栄養状態が悪くなりやすく、体力も低下します。食事はしっかり、よく噛んで食べましょう。そこで重要になるのが歯の健康。厚生労働省の「8020運動」で推奨しているように“80歳まで20本”の歯を目指したいものです。たとえ義歯になった場合でも、自分に合う義歯を作り、しっかりそしゃくできる状態にすることが肝心。
ムリのない運動を
適度な運動は、元気にシニア時代を生きていくために必要な手だて。仲間と一緒に楽しめるものや、マイペースにできる運動をするとよいでしょう。その中でも特におすすめなのが、いつでもどこでもできる「ウォーキング」。一日の歩数目安は、家の中の生活で歩く歩数を含めて6000歩~10000歩です。歩くことでカラダに適度な酸素が取り込まれ、持久力と筋力を保つことができるのです。
- なるべく平坦な道を歩きましょう。舗装道路を歩く場合は、底が厚めでクッションのよい靴を。
- 太っている方や骨粗しょう症の方は、ひざへの負担が大きくなるので階段はさけましょう。
- 姿勢を正して、腰から足をふりだすつもりで大またで歩きましょう。
人とのふれ合いを積極的に
日頃からカラダを動かしていないと鈍くなるように、ココロも刺激がないとだんだん鈍くなってしまいます。いきいきと暮らすには、たとえば地域のサークルやクラブに参加したり、ボランティア活動をするなど、社会と積極的に交流すること、つまり、人と接することが大事。人と接すると「相手の気持ちを察知して、それにあった対応を考える」という高度な作業が自然と行われ、ココロの動きが活発になります。人間という字は「人と人との間」と書きますが、私たちはまさに人とかかわることで、人間としての深みや人間らしさを保っていくのです。
いろいろなことに興味をもって
「最近おしゃれするのが面倒になってきた」という方はいませんか?人は家にいるときよりも、外出するときの方が人目を気にし、髪型や衣服を正すもの。そういった身だしなみが面倒になるのは、社会との交流も面倒に感じるようになる前兆。これからもおしゃれを楽しみ、明るく前向きな気持ちでいたいものです。また、おしゃれに限らず、何かに興味や探究心をもつこと、新しいことに挑戦する姿勢をもつことは、若さを保つ重要な要素といえるでしょう。
プラス牛乳生活は、長生きを楽しむコツ
■日本が長寿国になったのには牛乳・乳製品が関係している?
かつて典型的な短命国であった日本が今では世界一の長寿国。この要因として、国民保険の確立、病気やその危険因子を発見するための予防健康診断の導入、そして高度経済成長などがあげられますが、一番の要因は「食生活」にあると思われます。
かつて典型的な短命国であった日本が今では世界一の長寿国。この要因として、国民保険の確立、病気やその危険因子を発見するための予防健康診断の導入、そして高度経済成長などがあげられますが、一番の要因は「食生活」にあると思われます。
大正7、8年当時の一般的な食事は、主食の米に味噌汁、漬け物、魚が一切れ。動物性たんぱく質が極端に少なく、動物性脂肪の摂取もほとんどない状態でした。それが昭和40年代に入り牛乳・乳製品、肉の摂取量が増加すると、国民の平均寿命はのび、昭和50年代に動物性たんぱく質と植物性たんぱく質、動物性脂肪と植物性脂肪の摂取の比が、それぞれほぼ1対1になった頃、とうとう日本は世界一の長寿国に。このことから、牛乳・乳製品は長寿を支える重要な栄養源といえそうです。
■アクティブシニアにおすすめ!今すぐはじめられるかしこい食生活
近年、シニア世代の「低栄養」が問題視されています。「高齢になったら小食、粗食がいい」という思い込みによって食事の量を減らしたため、栄養バランスがくずれる方がいるようです。何をするにもカラダが資本。毎日を元気に楽しく過ごすには、十分な栄養を確保し、健やかなカラダを維持していくことが大切です。
近年、シニア世代の「低栄養」が問題視されています。「高齢になったら小食、粗食がいい」という思い込みによって食事の量を減らしたため、栄養バランスがくずれる方がいるようです。何をするにもカラダが資本。毎日を元気に楽しく過ごすには、十分な栄養を確保し、健やかなカラダを維持していくことが大切です。
そこで、今すぐはじめられる、手軽な食生活の改善方法をおすすめします。やり方は簡単。いつもの食事に牛乳・乳製品をプラスするだけ。カルシウムや良質なたんぱく質など、さまざまな栄養をバランスよく摂ることができます。そのまま食べておいしいのも魅力的ですが、牛乳・乳製品は簡単なアレンジで、バラエティに富んだメニューに変身する頼もしい食材でもあるのです。もちろん牛乳・乳製品だけでなく、さまざまな食品をバランスよく食べることがベストですが、栄養バランスのよい食生活への第一歩として、まずは毎日の食事に牛乳・乳製品を取り入れることからはじめてみませんか。
ワンポイントコラム
牛乳・乳製品は糖尿病の方の救世主にも
以前、話題になった「低インスリンダイエット」。その際に使用していた、食後血糖値の上昇率を示す指標がGI(グリセミック・インデックス)。糖尿病患者や血糖値が高めの人は、このGIを考慮した食品の摂り方を考える必要があるとされています。そんな中で「牛乳・乳製品を食事に取り入れることで、GIを低減できる」ということが明らかになりました。
以前、話題になった「低インスリンダイエット」。その際に使用していた、食後血糖値の上昇率を示す指標がGI(グリセミック・インデックス)。糖尿病患者や血糖値が高めの人は、このGIを考慮した食品の摂り方を考える必要があるとされています。そんな中で「牛乳・乳製品を食事に取り入れることで、GIを低減できる」ということが明らかになりました。
2000年に独立行政法人国立健康・栄養研究所が行った、牛乳・乳製品とGIに関する研究によると、牛乳・乳製品自体のGIが低いことがわかりました。さらに、牛乳とごはんを食べた場合のGIを見ると、ごはんだけを食べた場合のGIよりも低いことがわかりました。また、牛乳・乳製品とさまざまな食品との食べ合わせでも、GIを低減できるようです。
食生活を改善したい方にはもちろん、糖尿病で血糖値を気にされている方にとっても、牛乳・乳製品は心強い救世主となりそうです。
とにかく簡単!いつものメニューにプラス効果を召しあがれ!
通常のメニューにプラス牛乳・乳製品で、おいしさも栄養もプラス。
難しい料理は苦手という方から、時間のない現代人まで、誰もが楽しめる簡単レシピをご紹介。
さっそく試して、プラス効果をご堪能ください!
下記のリンクよりご覧ください。
難しい料理は苦手という方から、時間のない現代人まで、誰もが楽しめる簡単レシピをご紹介。
さっそく試して、プラス効果をご堪能ください!
下記のリンクよりご覧ください。
プラス牛乳生活のおすすめレシピはこちら
プラス スキムミルクでやさしい甘みに
プラス ヨーグルトで爽やかに
プラス チーズで深みのある味に
プラス 牛乳でまろやかに
ほわいと(2006春)より