牛乳と食育のいい関係
たくさんの自然やいのちの恵みから、食のありがたみを感じる秋。
食べ物に対する感謝の気持ちをしっかりかみしめ、「いただきます」の思いをもう一度見つめ直してみませんか?
私たちの食卓においしさと健康を届けてくれる牛乳も、自然、牛、人とのかかわりによって得ることができる大切な恵みのひとつ。
そんな牛乳だからこそできる食育をみなさんにご紹介します。
食べ物に対する感謝の気持ちをしっかりかみしめ、「いただきます」の思いをもう一度見つめ直してみませんか?
私たちの食卓においしさと健康を届けてくれる牛乳も、自然、牛、人とのかかわりによって得ることができる大切な恵みのひとつ。
そんな牛乳だからこそできる食育をみなさんにご紹介します。
理由1 健康的な食生活が元気なカラダの基本
毎日の食事が私たちのカラダをつくります。乱れた食事をしているとカラダはバランスをくずし、生活習慣病などを招く原因に。たとえばメタボリックシンドロームの場合、強く疑われる人は予備群の人も含め、40~74歳の男性で約2人に1人にものぼっています。ほうっておくと、日本人の3大死因を占める「心疾患」、「脳血管疾患」へつながる恐れが。予防のためにも、健やかな食生活を心がけましょう。
理由2 おいしい楽しい食事が育む健やかな心
現代の食事への課題をあらわすのに「こ食」があります。一人で食べる「孤食」や家族で別々のものを食べる「個食」などコミュニケーションが不足している様子が見受けられます。誰かと一緒に「おいしい!」と話しながら食事をするのは楽しいもの。そして、親子で囲む食卓はこどもにとって食事作法やマナーを学ぶ時間でもあります。食事を通して、人とコミュニケーションを取ることで豊かな心が育まれるのです。
理由3 食べ物を選ぶ力を養うために
食品の安全性への不安が高まる一方で、食にまつわる情報が氾濫する昨今。自分の物差しで食べ物を選ぶことが大切です。食事の際は、食材の特徴や栄養について、また自分の食事に何が多くて、何が不足しているかなどを正しく理解して食べることが、健康なカラダづくりにつながります。新鮮な旬の食材を食卓に並べれば、食事がもっとおいしく!食べ物を選ぶ力を身につけ、元気なカラダと心を手に入れたいですね。
今、牛乳が食育にできることとは?
現在、日本は食に関するさまざまな問題を抱えています。「生活習慣病の急増」「楽しい食体験の不足」などによりカラダと心のバランスは乱れ気味に。だからこそ、食育が重要視され、その意識は消費者の中に広く浸透してきています。
では、牛乳は食育のためにどのようなことができるでしょう。
理由1 生活習慣病対策には、牛乳・乳製品がもつ優れた栄養素が栄養バランスを改善し、食生活や食習慣の改善をサポート。生活習慣病の予防につながります。
理由2 楽しい食体験には、牛乳のやさしい味わいが、心を和ませ楽しい食卓を演出します。
理由3 食べ物を選ぶ力に必要なのは、品質管理や栄養面、おいしい食べ方など食についてもっと知ること。牛乳・乳製品を通してこれらの知識が学べます。
さぁ、この国で育まれた牛乳・乳製品を通して、改めて食育について考えてみませんか?
牛乳とむきあうと「いのちの食」が見えてくる
牛乳を通して食の大切さを実感!
現在の日本社会は気軽に食べ物が手に入る一方で、食べ物を生産する現場と、食べる現場が離れてしまい、食の大切さを実感する場が減ってきています。作る人と食べる人がコミュニケーションすることで、初めていのちの尊さや食べ物を得る喜びを感じることができるのです。
もともと牛乳は子牛を育てるための食べ物。私たちは、牛からのいのちの恵みをいただくことで、豊かな食生活を実現しています。牛乳が私たちの食卓にのぼるまでには多くの人たちがかかわっており、牧場、工場、流通などが連携することでおいしい牛乳を届けているのです。牛乳を飲む時は、そうした人の存在を思い出してみるのも、食の大切さを実感するよいきっかけになるかもしれませんね。また、牛乳・乳製品はとても身近なうえ、そのまま取ることができる食品。今すぐ食育をはじめるのにもぴったりです。
そこで、「牛乳食育マップ」を作ってみました。牛乳ひとつを追うだけで、さまざまな食のつながりが見えてきます。酪農の現場をはじめ、健康や栄養、食の歴史や文化、安全性や環境への配慮など食育ポイントをご紹介。さて、とても身近な牛乳に、新しい発見はありましたか?
楽しく学ぼう!牛乳をテーマにしたあれこれ
牛乳を通して食育が学べる、こどもたちにおすすめの本やサイトをご紹介!
牛乳から広がる!食育の輪
牛乳イベントを通して食育を発信中!
Jミルクや関係団体では、足並みをそろえて、牛乳・乳製品から発信する食育活動を行っています。牛乳食育マップでご紹介した食育ポイントを実感していただけるような、牧場体験、料理教室、健康セミナーなど多数開催しています。
そこで、全国各地で行っている食育イベントの一部をご紹介。牛乳・乳製品に関する正しい知識や新しい情報など、家庭や学校で気軽に取り入れられる食育のヒントが満載です。
こどもやおとなを対象にしたものから、学校の先生や学校栄養士などを対象にしたものまで、幅広い学びの場をお届けしています。酪農体験に参加することで、食に興味をもつようになったり、料理教室に参加することで乱れた食生活を改善するチャンスになったりするかもしれません。さまざまなイベントに参加することで、食育を考えるきっかけ作りにしていただければと思います。
「食といのち」を学ぶ酪農教育ファーム
酪農教育ファームでは、全国各地の酪農家が参加し、学校や地域などが連携したさまざまな活動を実施しています。牧場での体験学習を通して、豊かな心を育み、いのちの尊さを学ぶこの活動。こどもたちが安心して参加できるように安全や衛生面もしっかりと管理されています。
この体験を通して、牛乳はいのちの恵みであることを理解し、大切に飲んでほしいものです。
酪農教育ファームホームページ
http://www.dairy.co.jp/edf/
この体験を通して、牛乳はいのちの恵みであることを理解し、大切に飲んでほしいものです。
食育支援メニュー
- 牛の餌やり、ブラッシング体験
- 子牛とのふれあい体験
- 乳搾り体験
酪農教育ファームホームページ
http://www.dairy.co.jp/edf/
食生活に応用できるミルクの正しい知識を勉強!
一般の人を対象にしたイベントを開催しています。たとえば、2009年5月21日(木)~6月30日(火)にかけて全国各地で「おいしいミルクセミナー」を実施。講演会や料理の実演及び試食会が行われました。
また、日本乳業協会では、こどもからおとなまでを対象にしたサポート活動も行っています。牛乳・乳製品に関する疑問や相談も受けつけています。ぜひお気軽にご利用ください。
https://www.nyukyou.jp/detail/index.html
東京消費者相談室 TEL.03-3261-8821
関西消費者相談室 TEL.06-6350-3664
※関東甲信越・関西地域を中心に活動しております。
上記以外の地域は資料提供などの対応をいたしますのでご相談ください。
また、日本乳業協会では、こどもからおとなまでを対象にしたサポート活動も行っています。牛乳・乳製品に関する疑問や相談も受けつけています。ぜひお気軽にご利用ください。
食育支援メニュー
- 料理講習会
- 勉強会
- 出張授業
https://www.nyukyou.jp/detail/index.html
東京消費者相談室 TEL.03-3261-8821
関西消費者相談室 TEL.06-6350-3664
※関東甲信越・関西地域を中心に活動しております。
上記以外の地域は資料提供などの対応をいたしますのでご相談ください。
セミナーやWEBで食育指導に役立つ情報を入手!
Jミルクホームページでは、指導に役立つ教材や素材を集積した「食育教材」を公開しています。
- 食育支援メニュー
- 食育授業の指導案
- 動画資料・音声資料
イラストや写真がダウンロードできる「食育教材」https://www.j-milk.jp/tool/(Jミルク)
牛乳と食育の未来について聞きました!
食育において、今伝えるべき一番大切なことは何だと思いますか?
1位 楽しい・おいしい食体験 ・・202票
2位 食生活の改善 ・・・・・・・127票
3位 感謝の気持ち ・・・・・・・97票
4位 食事内容の改善 ・・・・・・75票
5位 食を選ぶ力 ・・・・・・・・65票
2位 食生活の改善 ・・・・・・・127票
3位 感謝の気持ち ・・・・・・・97票
4位 食事内容の改善 ・・・・・・75票
5位 食を選ぶ力 ・・・・・・・・65票
牛乳から学ぶ食育として、ひきつけられるテーマはどれですか?
牛乳に関する食育イベントで興味のある内容はどれですか?
1位 料理教室 ・・・・・・・274票
2位 工場見学 ・・・・・・・158票
3位 健康セミナー・授業 ・・108票
4位 酪農体験 ・・・・・・・76票
5位 シンポジウム ・・・・・13票
2位 工場見学 ・・・・・・・158票
3位 健康セミナー・授業 ・・108票
4位 酪農体験 ・・・・・・・76票
5位 シンポジウム ・・・・・13票
[資料]ほわいと「牛乳と食育の未来」調査より n=622
もっと牛乳・乳製品で届けたい楽しい食卓
ほわいとではイベントに参加したみなさんに「牛乳と食育の未来」に関するアンケートを実施しました。食育で今伝えるべき一番大切なことを聞いたところ、「楽しい・おいしい食体験」がもっとも多く、次に「食生活の改善」と続きました。家族との会話は「楽しく・おいしく食体験」する方法のひとつ。週に1度は親子で牛乳を使ったおやつを作ったり、テレビを消して食事をしたりするなど、家族とのコミュニケーションを心がけるのもよいですね。
牛乳料理を活用して元気な毎日を
牛乳から学ぶ食育としてひきつけられるテーマについて聞いたところ、「牛乳の栄養パワー」と「料理への応用」が上位という結果に。そして、牛乳に関する食育イベントで興味のある内容についても「料理教室」が第1位となりました。Jミルクでは、今までもさまざまな牛乳・乳製品を使った料理教室を行ってきました。この結果をみてみると、きっとみなさんに楽しんでいただいているのではないでしょうか。これからも、牛乳パワーがたっぷり入った牛乳料理を発信していきます。
Jミルクホームページ http://www.j-milk.jp/
「ミルクレシピ」が大人気!ぜひ料理の参考にしてみてください。
マザーミルクの親子で作るおやつ教室 おいしく食べて、元気たっぷり!ミルクで大きくなぁれ
いのちの恵みの食材である牛乳・乳製品。こどもたちがスクスク丈夫に育つために必要な栄養が、いろいろと含まれているのよ。そんなミルクの魅力をお話ししながら、おやつ作りをいっしょに楽しんでみませんこと?
選りすぐりのおやつレシピをご紹介しますわ。
おやつを食べ終わったら、外で元気に遊ぶことも忘れずに。日光浴や運動も、カラダづくりには大切よ!
選りすぐりのおやつレシピをご紹介しますわ。
おやつを食べ終わったら、外で元気に遊ぶことも忘れずに。日光浴や運動も、カラダづくりには大切よ!
こどもの栄養のお助けマン
おやつは、食事だけでは摂れない栄養を補う「補食」の役割もあります。スナック菓子や甘いお菓子だけではなく、牛乳・乳製品のあるおやつにすれば、おいしさも栄養価もアップ!
成長期に大切なカルシウムの宝庫
成長期のこどもには、骨やカラダをつくるカルシウムが1日当たり600~900mg必要。牛乳200ml当たりのカルシウムは227mg!毎日しっかり摂れるように給食にも出るんですね。
簡単においしく作れる身近な食材
ヨーグルトにフルーツを入れる。パンやハムにチーズをのせる、巻く。牛乳・乳製品のおやつは作るのも簡単!そのままでもおいしいけれど、楽しい料理のアレンジもたくさん。
親子で作るおすすめレシピはこちら
j-milk magazine ほわいと 2009秋号より