世界の発酵乳
3/16
日本で発酵乳といえば牛乳から作られた「ヨーグルト」をいいますが、世界各地では牛以外の乳からも作られています。
発酵乳の歴史は紀元前数千年と古く、その数は400種類ともいわれ、ヨーグルトはそのなかのひとつに過ぎません。
ケフィア
黒海とカスピ海にはさまれたコーカサス地方の代表的な発酵乳。
乳酸菌のほかに酵母や酢酸菌が含まれ、ピリッとした独特の風味と、トロッとした粘性が特徴です。
日本でも「ヨーグルトきのこ」として流行したことがあります。
乳酸菌のほかに酵母や酢酸菌が含まれ、ピリッとした独特の風味と、トロッとした粘性が特徴です。
日本でも「ヨーグルトきのこ」として流行したことがあります。
クミス
東欧からアジア地域で馬乳から作られているアルコール性の発酵乳で、紀元前2500年頃にはすでに作られていた記録があります。
モンゴルなど馬乳を利用する地方で多く作られています。
モンゴルなど馬乳を利用する地方で多く作られています。
ダヒ
牛などの乳を土器に入れ、前に作った残りのダヒを加えて作るインドの代表的な発酵乳です。
乳酸菌のほか酵母も含まれ、ネパールでも水牛やヤクなどの乳から作られます。
乳酸菌のほか酵母も含まれ、ネパールでも水牛やヤクなどの乳から作られます。
ダディヒ
西スマトラに古くから伝わる発酵乳です。
水牛の乳を竹筒に入れバナナの葉でふたをし、竹筒についていた乳酸菌や酵母で発酵がすすみます。
水牛の乳を竹筒に入れバナナの葉でふたをし、竹筒についていた乳酸菌や酵母で発酵がすすみます。
ヨーグルト
ヨーグルト発祥の地ともいわれるブルガリアの発酵乳。
牛乳や羊乳から作られ、酸味が強いのが特徴です。
牛乳や羊乳から作られ、酸味が強いのが特徴です。
北欧地方の発酵乳
北欧地方にも特徴のある発酵乳がたくさんあります。
フィンランド原産のビリィーは、カビが表面を覆っており、飲むと少し刺激があり、糸を引くような粘性があります。
デンマークの代表的な発酵乳イメールは、固形分が多く酸味が強いのが特徴です。
アイスランドのスキールは脱脂乳から作られ、酸味は少なくもちもち感があります。
旅行で訪れたとき、その土地独自の発酵乳を見つけ、味わってみるのも楽しいですね。
ほわいと(2005秋)より
フィンランド原産のビリィーは、カビが表面を覆っており、飲むと少し刺激があり、糸を引くような粘性があります。
デンマークの代表的な発酵乳イメールは、固形分が多く酸味が強いのが特徴です。
アイスランドのスキールは脱脂乳から作られ、酸味は少なくもちもち感があります。
旅行で訪れたとき、その土地独自の発酵乳を見つけ、味わってみるのも楽しいですね。
ほわいと(2005秋)より