持続可能性追求へ国際組織との連携強化「DSF」に加盟しました

お知らせ

Jミルクは「DSF」に加盟しました

持続可能性追求へ国際組織との連携強化



一般社団法人Jミルクは、海外との連携強化で酪農乳業の持続可能な発展のための取り組みを一層、効果的に進めるため、酪農乳業の国際組織「デーリー・サステナビリティ・フレームワーク(DSF)」に3月29日に加盟しました。
DSFは2013年に設立され、単体組織会員数は30、地域や国の組織を取りまとめた会員数は8で、世界で782の組織が取り組みに参画しています(2020年9月時点)。酪農乳業の持続可能性(サステナビリティ)追求の取り組み状況について、国際的に整合性のある枠組み(フレームワーク)に基づいて取りまとめ、情報発信をするといった活動を行っています。

DSFの会員については次のURLで紹介されています。
https://dairysustainabilityframework.org/dsf-membership/members/

酪農乳業について持続可能性という視点から実態を客観的に把握・検証するに当たり、国際酪農連盟(IDF)と国連食糧農業機関(FAO)が2016年に行った「デーリー・ロッテルダム宣言」で、経済、環境、社会、栄養という四つの視点が整理されています。DSFはこのうち経済、環境、社会について、各国・地域の取り組みを測定する指標も含めた11の評価項目*を設定しています。Jミルクでは国内の実態や産業の特徴を踏まえつつ、技術的なアドバイスを受けDSF評価項目を活用しながら、持続可能性を高めるための現状評価、測定指標や目標の検討を進めるほか、関係者には必要な情報の収集と提供を行います。また、国内での取り組み状況をDSFに報告し、世界の酪農乳業の価値情報発信に貢献することになります。

*11の評価項目については、Jミルク「国際Dairyレポート」2021年冬号で紹介しています。
https://www.j-milk.jp/report/international/h4ogb40000005bgf.html