新型コロナで需給緩和、生乳廃棄も
米国、IDFAとNMPFが「牛乳危機プラン」
国際乳食品協会(IDFA)と全米生乳生産者連盟(NMPF)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で牛乳・乳製品の急激な需給ギャップや生乳廃棄が発生していることを明らかにした。「牛乳危機プラン」と題し公表した文書で、両団体は、需給ギャップが少なくとも 10%に上り、今後も拡大するとみられること、操業を停止している加工工場もあること、外食店から食料品店への急激な販売のシフトへの対応を迫られておりサプライチェーンが大きく変動していること、などを挙げている。同プランは 4 月 6 日付け。両団体は同プランを米農務省(USDA)に提案し、一定水準以上減産した生産者への追加的な支払いや、生乳廃棄への補償などを求めている。