米国の食品売り上げ、小売り3割増、外食3割減
新型コロナでサプライチェーンと消費者行動に大きな影響
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大きく混乱した食品のサプライチェーン。外食産業が発達した米国では、ロックダウン(都市封鎖)に伴う外食需要の“蒸発”から生乳廃棄も発生した。食料全体への消費者の支出はどう変化したのか。民間の調査では、食品の売り上げが小売店で3割近く増え、外食店では3割近く減ったとの結果が出ている。米国のコンサルティング会社マッキンゼー、A.T.カーニー、また全米に拠点を持つ金融機関コバンクの資料を基に、コロナ禍が食品サプライチェーンや消費者に与えた影響についてまとめた。