気候変動対策への意識 高く
IDF「酪農乳業の持続可能性見通し」第3号
国際酪農連盟(IDF)が、「酪農乳業の持続可能性見通し(Dairy Sustainability Outlook)」第3号(以下「報告書」という)をまとめた。酪農経営を支援するウェブベースのツール、乳業メーカーの国際協力による酪農家支援、農村地域発展のための新しいアプローチなど、IDF加盟国の活動や成果について、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」とも関連付けながら紹介している。特に気候変動への対策については多くの加盟国が紹介し、問題意識の高さが表れている。各国の酪農乳業セクターが持続可能性のために実施中のこれらの取り組みは、わが国の酪農乳業界にとってもSDGsに貢献していく上で参考になるはずである。国際酪農連盟日本国内委員会(JIDF)では、その翻訳(仮訳)をウェブサイトで紹介している。