Tofuステーキ、Veggieバーガー…代替食品の呼称巡り論議
EUは「ヨーグルトスタイル」「チーズタイプ」なども規制へ
欧州連合(EU)の欧州議会は10月、「バーガー」「ステーキ」といった呼称の使用を食肉由来の製品に限定し、植物由来の食品には使用を禁止するとした法案を否決した。一方、乳製品ではないものに「ヨーグルトスタイル」「チーズタイプ」といった表現を使うことを禁じる法案は承認した。こうしたタンパク質素材の呼称を巡る論議は、米国などでも起きている。現地報道では「Fake Meat vs. Real Meat (フェイク肉対本物の肉)」などと二つの立場の対立を強調したものが目立つが、実際はさまざまな立場の思惑が絡み、食文化の違いもあって事情は一様ではない。