酪農大国ニュージーランドの構造、フォンテラの展望は?(2022/4/6)

酪農大国ニュージーランドの構造、フォンテラの展望は?

ニュージーランド(NZ)の酪農は、1814年に隣国オーストラリアの宣教師が乳牛を連れてきたのが始まりとされる。1840年代には、市街地周辺の放牧地で生乳を生産し、都市部の牛乳乳製品への需要に応えていた。その後、NZは今日までに有数の酪農大国に成長。2020年3月までの1年間は、同国の乳製品輸出額は197億NZドル(1兆5600億円)に上り、世界1位の乳製品輸出国となった。1990年代の輸出額は約20億NZドルで、これまでの30年間で約10倍に拡大したことになる。本稿では、急速に発展してきたNZの酪農の歴史や現状に加え、NZを代表する巨大酪農組合フォンテラの来し方行く先をみていく。

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