カナダ政府が牛乳・山羊乳とマーガリンのビタミンD強化を許可
米国農務省(USDA)の海外農務局(FAS)は、グローバル農業情報ネットワーク(GAIN)データベースのレポートとして、カナダ保健省が、牛乳と山羊乳、マーガリンのビタミンD含有量を任意に高めることを食品メーカーに認める販売許可を発表したことを伝えた。この販売許可は、2021年にカナダで新しい栄養表示規則が施行され、ビタミンDの一日摂取推奨量が引き上げられたことを反映するものである。新たに販売許可に示されたビタミンD含有量は、将来、栄養成分表示制度の一つとして食品の容器包装前面の表示規則が実施されれば、その表示も義務化される可能性があることをレポートは伝えている。本稿では、GAINレポートの内容と、カナダ政府の販売許可について取り上げるとともに、日本国内の状況も紹介する。