米国カリフォルニア州での牛乳食育と学校給食の取り組みについて(2022/10/26)
IDF「酪農乳業の持続可能性見通し」第5号から

米国カリフォルニア州での牛乳食育と学校給食の取り組みについて

IDF「酪農乳業の持続可能性見通し」第5号から

国際酪農連盟(IDF)は、「酪農乳業の持続可能性見通し(Dairy Sustainability Outlook)」第5号(以下「報告書」という)を7月に出版し、IDF のいくつかの加盟国での酪農乳業の持続可能性に関する取り組みについて紹介した。持続可能性は、社会面、経済面、環境面、栄養面などの側面から捉えられており、紹介された全11件の取り組みごとに国連「持続可能な開発目標(SDGs)」との整合性が提示されている。取り組みの中には、複数の目標にまたがるものもあるが、SDGsの目標13「気候変動に具体的対策を」に関する事例が8件と最も多く、次いでSDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」が7件であった。なお、国連のフードシステムサミット2021で持続可能な食料システムへの転換を図るための重要なゲームチェンジャーになると指摘された「学校給食」に関する取り組みとして、SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」に関連する事例紹介も2件ある。本稿では、この中から、米国カリフォルニア州の酪農乳業団体が新型コロナ禍で立ち上げた酪農や牛乳をテーマとする食育と学校給食に関するイニシアチブ Let’s Eat Healthy について以下に内容を紹介する。 

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