夏休みの自由研究
「牛乳が七変化!夏の実験おやつ」(アイスクリーム)

牛乳が七変化!夏の実験おやつ

体に大切な栄養がとれる牛乳。
飲む以外にもいろいろな食品に使われていることを知っている?
温度(冷やす、温める)によって様子が変わる牛乳を観察しながら、夏のおやつを作ってみよう
※材料に含まれるアレルギー物質:牛乳・乳製品
牛乳の秘密にせまる2つの実験を紹介するよ!

室内で固まる?「アイスクリーム」

  • 実験の進め方


● 牛乳 200mL
● 砂糖 大さじ3
● 氷(大きいポリ袋にいっぱいになる量) 
● 塩 大さじ3
● 冷凍保存用チャック付きポリ袋 大1枚、小1枚
★製氷器で作った氷など、なるべく小さな氷を用意しよう。砂糖の量は好みに合わせて変えてもOK。


牛乳はとってもデリケート!

牛乳の「菌の変化」や栄養・衛生を守る「流通の仕組み」を調べよう



  考えるときのヒント 
  • 牛乳は牛の乳(生乳)をしぼったらすぐに冷やし、一度加熱(殺菌処理)してすぐにまた冷やして運ばれる。栄養が豊富な牛乳は、温度管理をしないと、体に有害な菌が増えて「腐敗(ふはい)」してしまうためだよ。
  • ヨーグルトやチーズは、牛乳の中の乳酸菌が増えて性質が変わっている。このように食品の中の微生物が増えて起こる変化を「発酵(はっこう)」というよ。「発酵」と「腐敗」の違いを考えよう。微生物には人に有益なものと有害なものがあること、微生物によって増えやすい温度や環境が異なることも調べてみよう。
  • 牛乳をおいしく安全に運ぶために、どのように衛生管理や温度管理をしているのかを調べ、家庭での保存方法についても考えてみよう。
暑い夏も温度管理に注意して美味しい牛乳を飲もう!

牛乳を飲む習慣が健康的なライフスタイル全般にも影響?


最新のギリシャの調査では、毎日適量の乳製品(ヨーグルト2杯、チーズ、牛乳1杯)をとっている子どもたちの方が、とっていない子どもたちに比べて基礎体力が優れているばかりでなく、肥満や睡眠不足が少なく、テレビやゲーム、ファーストフードの摂取が少ない、きちんと朝食をとっているなど、その生活習慣にも違いがあることが明らかとなりました。
関連情報▶製品の推奨量を摂取している子どもたちは 健康的な生活習慣を身につけていることが明らかに(Vol.25 2022.9)

牛乳は給食だけでは足りていないかも。カルシウムの摂取量を比較


給食で牛乳を摂取した日と、そうでない日の1日のカルシウム摂取量を比較すると、給食のない日はカルシウムが不足しがち。特に休日や夏休みは意識して牛乳をとると良いでしょう。暑くて食欲が落ち、生活リズムも乱れがちな夏の時期も、乳製品をしっかりとって心身ともに整った生活を意識できるとよいですね。
出典:ベネッセ教育情報 自由研究サイトhttps://benesse.jp/kyouiku/jiyukenkyu/cont/shogaku/160.html