産後20歳代“やせ”女性の70%超が低骨密度(Vol.32 2023.4)

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産後20歳代“やせ”女性の70%超が低骨密度

大腿骨骨折は40歳以上になると増加しはじめ、70歳以上ではさらに急激に増加し、寝たきりの大きな原因となります。こうした骨折予防のためには、若い頃から栄養や運動に気を配って骨密度を高めておくことが重要です。しかし、若年層を対象とした骨密度データはあまり調査されていないのが現状で、特に出産後の骨密度変化や骨量減少についてのデータはほとんどありませんでした。そのような中、2021年4月に「デンシトメトリー検査によって明らかとなった日本人女性における産後の骨粗鬆症および骨量減少の有病率」という研究論文が発表されました。この研究では、出産直後に骨密度を測定した結果、約50%の人が低骨密度になっていて、なかでもBMIが18.5未満のやせている女性では70%以上の人が低骨密度という結果が報告されました。

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