発酵乳製品は骨折リスクを下げ、低脂肪乳では心疾患と全死亡リスク低下(Vol.34 2023.6)
~デンマークで行われた30年間の追跡調査~

ACADEMIC RESEARCH Up date -ミルクに関する国内外の最新研究-

ミルクに関する国内外の最新研究をリポートします

発酵乳製品は骨折リスクを下げ、低脂肪乳では心疾患と全死亡リスク低下
~デンマークで行われた30年間の追跡調査~

これまで、乳製品は多くの飽和脂肪酸を含むため心血管に対して「有害ではないか」という議論がされてきました。しかし、最近行われた2つのメタアナリシスによって、乳製品と心血管疾患および全死因死亡のリスクとの間に、中立的、もしくは予防的で有益な関連があることも示されています。そこで、今回は2022年9月にPLOS ONEで発表された、デンマークの一般市民1,700人以上を対象として約30年間追跡調査し、乳製品摂取と骨折リスク、心疾患や全死亡リスクとの関連について、「発酵乳製品の摂取量が増えると骨折リスクが低下」し、「低脂肪乳の摂取量が増えると心疾患と全死亡リスクが低下した」という論文を紹介します。

こちらからダウンロードしてご覧ください

  • 全3ページ(PDF:0.9MB)

ACADEMIC RESEARCH Up Date 一覧ページはこちら