高齢者が骨折予防のために乳製品を摂取しても、血中脂質値への悪影響はない(Vol.51 2025.1)

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高齢者が骨折予防のために乳製品を摂取しても、血中脂質値への悪影響はない

高齢者がたんぱく質やカルシウムの不足を改善するために乳製品を積極的に摂取すると、転倒や骨折のリスクが低下することが報告されています。その一方で、乳製品には飽和脂肪酸も含まれており、心血管疾患への悪影響も懸念されます。こうした中、オーストラリアで高齢者介護施設の入居者を対象に、乳製品摂取量の増加が血中脂質値に及ぼす影響を評価した無作為化比較試験がNutrition, Metabolism and Cardiovascular Diseases 誌に掲載されました。この研究では、「推奨量の乳製品を摂取しても血中脂質値への悪影響はなく、乳製品摂取が適切な栄養学的介入法であることが示された」としています。

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