子どものビーガン食と食物アレルギーによる栄養摂取リスク(Vol.20 2022.4)

ACADEMIC RESEARCH Up date -ミルクに関する国内外の最新研究-

ミルクに関する国内外の最新研究をリポートします

子どものビーガン食と食物アレルギーによる栄養摂取リスク

動物性食品を全く摂らない主義のビーガン。しかし、ビーガン主義と食物アレルギーが重なった場合、摂取 できる食品数が著しく少なくなります。また、食物アレルギー患者数は国内でも増加傾向にあり、専門家 の指導を受けずに食物アレルギー患者の食品選択を狭めるような偏った食志向や主義を優先した食生活 を送ることは、幼小児期に必要な種々の栄養素の適切な摂取ができなくなり危険です。
そこで、今回は、2020年にブリティッシュメディカルジャーナル(BMC)に掲載され、医師や管理栄養士、 ビーガン主義の家族へ向けて、ビーガンと食物アレルギーが重なった際の子どもたちの健康に関して注意 喚起をするために書かれた「ビーガン主義と小児食物アレルギー;2つの食生活の問題は重なると困難 をもたらす」という論文を紹介します。

 

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