国や地域の栄養素摂取状況も考慮した新しい食品評価指標(Vol.21 2022.5)

ACADEMIC RESEARCH Up date -ミルクに関する国内外の最新研究-

ミルクに関する国内外の最新研究をリポートします

国や地域の栄養素摂取状況も考慮した新しい食品評価指標

食品評価指標(栄養プロファイリング)とは、ある食品に含まれる、摂取を推奨する栄養素と摂取を制限する栄養素がどれだけ含まれているかによってその食品を”摂取すべき食品”と”摂取を制限すべき食品”に分類する指標です。オーストラリアにおいて、実際の摂取量が必要摂取量を満たしていない人の割合によって栄養素に重みづけを行い、食品の栄養的価値を評価する新しい食品評価指標(NRF-ai)が開発されました。今回は、この指標について紹介した論文(Foods 2021, 10(12), 3156)を解説します。この指標では、摂取不足の人口割合が多い栄養素であるカルシウムが豊富に含まれる牛乳が摂取を推奨すべき食品として高く評価されます。
 

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