1日あたりの販売量
牛乳乳製品の製品価格は、生乳生産コスト高騰を背景とした取引乳価引き上げに、製品の包材・資材や物流費等の経費高騰が重なり、2022年11月以降、牛乳やヨーグルト、チーズなど全般的に改定されました。物価高による家計の節約志向も加わり、牛乳乳製品の消費量は減少傾向で推移しています[図2-7]。
消費者の価格改定への理解醸成や需要の維持・拡大は、喫緊の課題となっています。
消費者の価格改定への理解醸成や需要の維持・拡大は、喫緊の課題となっています。
図2-7 | 牛乳販売個数(推計)の月別推移
日本の牛乳消費量と主要国の消費量
2021年の主要国における牛乳類の1人あたり年間消費量を見ると、日本は最も少なく、オーストラリアやフィンランド、英国の約3 分の1 です[図2-8]。
また、乳製品についても主要国の中では一番少なくなっており、国際酪農連盟日本国内委員会「世界の酪農情況2023」によると、チーズの消費量はフランスが27.4kg、アメリカは17.9kgなのに対し、日本は2.5kgとなっています[図2-9]。
バターの消費量も日本は0.8kgであり、フランス8.2kg、アメリカ2.7kg、ロシア2.7kgに比べかなり少なくなっています。牛乳乳製品のおいしい飲食の仕方など、牛乳先進国に学ぶところはまだまだありそうです。
また、乳製品についても主要国の中では一番少なくなっており、国際酪農連盟日本国内委員会「世界の酪農情況2023」によると、チーズの消費量はフランスが27.4kg、アメリカは17.9kgなのに対し、日本は2.5kgとなっています[図2-9]。
バターの消費量も日本は0.8kgであり、フランス8.2kg、アメリカ2.7kg、ロシア2.7kgに比べかなり少なくなっています。牛乳乳製品のおいしい飲食の仕方など、牛乳先進国に学ぶところはまだまだありそうです。
図2-8 | 主要国における牛乳類の1人あたり年間消費量(2022年)
図2-9 | 主要国におけるチーズの1人あたり年間消費量(2022年)